2009年09月17日

5年後の貴方は?

こんばんは

イライラした様子で部屋に入ってきた

「忙しいんですけど・・・・」

「そう、お忙しいの?」

「そうなんです。忙しいです」

「そんな忙しい時に社長はどうして私に貴方と合わせるのかしら?」

「わかりません」

「今、貴方が作業から抜けることで皆さんが大変な思いをされて
いるのね」

「それでもここに私と会わせたかったのね」

「なぜだと思う?こんな貴重な時間をいただいて」

「自分のためですか?」

「なぜ、そう思うの?」

「人が足らずに僕がイライラしているから・・・」

「人が足らないの?」

「すごく忙しくて大変なんです」

「そう、大変なの?でも、忙しいってうらやましいね」

「うらやましい?」

「うらやましいよ。他企業でお話を聞くと正社員でも1週間毎日出勤できない企業があるの・・・うらやましいよ」

「そうなんですね。でもサブリーダーが僕の事嫌いなんです。他の人との話し方が僕とは違うのです」

「なぜ、そう感じるの?」

「毎日なんです」

「貴方は毎日サブリーダーと仲良くしたいと思っている?」

「いいえ、思うわけないでしょう」

「貴方が思わなかったら、なぜサブリーダーが思ってくれるでしょうか」

「かわいがってほしい?」

「それは、そうです」

「5年後の貴方はどうなっていたい?考えてみて?」
「新人の生意気な作業員を指導していないですか?」
「どんな新人がかわいいですか?」
「どんな新人になると可愛がってあげようと思いますか?」

「さぁ、今現場に帰ったらどう挨拶しますか?」

「忙しい時に時間をいただきありがとうございました。といいます」

「よかったね。自分が変わることで周りの方が必ず変わってくるよ。でもうわべだけだと見えるからね。心を込めて挨拶してね」

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共生できない22歳の彼の状況を交流分析で異常を見つけました。
今日は面談して話させてもらった内容の一部です。
泣きながら心の中のもやもやを話してくれました。
どうか皆さんと打ち解けますよう心から応援します。

自分が変わらないと人は絶対変わってくれませんよ

1週間後の彼、1ヶ月後の彼、3ヶ月後の彼そして1年後の彼を見守りたいと思います。頑張れ!K君



  


Posted by kumikochan  at 22:47Comments(1)